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「カール、東日本で販売終了」を数字で読み解いてみた

このニュースは東日本地区を震撼させましたねー。

私も、DVD鑑賞のお供にはカールのチーズ味というように、ポテトチップよりはカール派だったので、非常に残念です。

明治製菓の発表によれば、スナック菓子の競争激化に伴い、1990年代の最盛期には年間190億円あった売上高が、最近は60億円程度まで減少してしまったとのこと。

このあたりの明治製菓の決断を、数字的な面からもう少し探ってみます。

 

菓子業界全体の市場規模は、ここ数年、約3兆3000億円ほどの横ばい状態で、その内訳は、
 チョコレート 約15%
 和生菓子   約14%
 洋生菓子   約13%
 スナック菓子 約13%
 ビスケット  約11%
 ・・・
となっています。

カールはスナック菓子に分類されますが、スナック菓子の市場規模は上記の割合から、約4300億円程度になります。

 

スナック菓子はさらに、
 ポテト系スナック 約72%
 コーン系スナック 約17%
 小麦系スナック  約8%
 ・・・
というように細分化されます。

カールはコーン系スナックに分類され、その市場規模は上記割合から、約730億円程度になります。 

ただ、ポテト系スナックが徐々に売上を伸ばしているのに比べて、コーン系スナックの売上は減少傾向にあり、その市場規模も縮小傾向にあるようです。


1968年にスナック菓子の第1号として発売されたカールですが、当初はコーン系スナック菓子市場を牽引する役割だったと思うのですが、1978年にハウスのとんがりコーンが発売となり、ほどなく2強時代に突入、熾烈なシェア争いを繰り広げてきたのは容易に想像できます。

そのとんがりコーンの現在の売上高は100億円を超えていると思われます(年間5000万箱以上を出荷しているということで、1箱200円で換算すると)。

どのあたりが分岐点だったのはわからないのですが、立場は逆転して、現在は完全にとんがりコーンがコーン系スナック菓子市場の旗手ということになりますね。

その他にも、スコーン、ポリンキー、ドンタコス(以上コイケヤ)、キャラメルコーン東ハト)、エアリアルヤマザキ)などの強敵も犇めいており、全く気の抜けない状況なのだと思います。


明治製菓の決断の理由としては、

① コーン系スナック菓子の市場規模自体が縮小傾向にあること。

② とんがりコーンを筆頭としたコーン系スナックの競争激化で後塵を拝すことになってしまっていること

③ 明治乳業をグループ会社に持つ明治製菓にとって、ジリ貧になっているスナック菓子に力を入れるよりは、その分のパワーを乳業関連分野であるチョコレート、アイスクリームに注ぐほうが企業としての売上拡大が期待できること。

 

などによるのではないでしょうか。

 

こういう記事を書いていると、無性にカールが食べたくなってきますねー。

明日、買ってこようかな・・・!

 

(売上などの数字は、e-お菓子ネットの統計資料を参考にしました。)