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「昭和」へのノスタルジーに浸る ~ 「波の数だけ抱きしめて」

 

先日、久しぶりに「わたスキ」を見て、原田知世ちゃんの可愛さを再認識するとともに、自分が青春していた昭和の風景を懐かしく思い出していたのですが、その勢いでホイチョイ・プロダクション三部作の第三作「波の数だけ抱きしめて」をレンタルして見ました。

 

以下、あらすじです。

 

モノクロの映像。

教会の結婚式。

新郎、新婦(中山美穂)を祝福する友人達。

少し遅れて式場に駆け込んでくる青年(織田裕二)。

式も終わって湘南の道路を走らせる青年と仲間達。

「聞こえなかったのかなあ・・・」

そしてフラッシュ・バック。

・・・

1982年、夏。舞台は湘南海岸・茅ヶ崎。

サーフショップのバイト仲間、田中真理子(中山美穂)、高橋裕子(松下由樹)、小杉正明(織田裕二)、芹沢良明(阪田マサノブ)の4人の夢は、茅ヶ崎の小さなFM局の電波を湘南海岸の江ノ島や葉山へ届かせること。バイト代を稼いでは中継器を作って、海岸線に沿って設置していくという地味な作業に没頭している。

正明は真理子が好きで、それは周りの皆も周知の事実なのだが、駄目男の正明は告白することができない。真理子は両親の仕事の都合でアメリカに行く日が近づいているのだが、気持ちはあせるばかりで、何もできない。

「大事な話があるんだ・・・」と真理子に声を掛けるものの、その続きが言えない。駄目な正明。

そこへ、ちょっとした事がきっかけで東京の大手広告代理店の吉岡卓也(別所哲也)が首を突っ込んでくる。吉岡は真理子に一目惚れしてしまったのだった。

それがまた正明には面白くないのだが、やっぱり、何もできない。

吉岡は、某クライアントの宣伝キャンペーンと真理子たちのFM局を結び付けようと企画する。逗子にあるクライアントのキャンペーン会場に、FM局の電波を届かせようというのだ。会社の金を無断で使い込んで、中継器を大量に買い込む吉岡。もし、このキャンペーンが失敗したら、当然吉岡のクビも飛ぶ。それでも、真理子のために突っ走る吉岡。面白くない正明。

放送開始前夜、正明は意を決して真理子に気持ちを伝えようとするが、目の前で吉岡に真理子を連れていかれてしまう。FM局前のビーチ。荒れる正明。慰める裕子。突然振り出した大雨の中、裕子は自分の気持ちを正明に打ち明ける。裕子もずっと正明が好きだったのだ。そしてキスをする二人。

その現場を真理子が目撃してしまう。真理子もまた正明が好きだという本心を吉岡に見抜かれて、戻ってきたのだった。

走り去る真理子。

 

翌日、放送開始当日だが、真理子の姿はFM局になかった。「今日、アメリカに発ちます。」という手紙を残して。

放送開始に向けて、東京からもクライアントのお偉いさんが逗子に向かう。

そのとき、逗子の会場の裕子から「電波が届いていない!」という連絡がある。中継器の故障だ。故障している場所がわかり、交換する機械を持って行こうとする正明。呼び止める吉岡。

「おまえは真理子に気持ちを伝えなくていいのか!真理子のことだから、まだこの近くで放送を聞いているぞ!」

何気に吉岡もいいヤツでした。

マイクに向かって叫ぶ正明。

「好きだ!好きだ!好きなんだ!」

裕子の手柄で中継器は新品に交換され、電波が届くようになる。

湘南のビーチに響き渡る、正明の「好きだ!」

勿論、クライアントの乗った車のカーステレオにも・・・。

 

真理子には聞こえたのだろうか・・・。

・・・

 

ネットを見ると、かなり辛辣な評が目立ちます。

中山美穂、織田裕二の演技がどうだこうだとか。

でも、そんなのは大した話ではありません。

この映画の真髄は、1980年代の若者の生活を的確に切り取って我々に見せてくれているところだからです。

 

私が車の免許を取ったのが1983年、まさにこの映画で描かれている世界そのものでした。

友達を乗せて週末の夜になると車を走らせた湘南海岸。当時は海岸線の駐車場も24時間出入り自由だったので、車を止めて音楽流して缶コーヒー飲みながらタバコを吸って・・・。

音楽は、全編に松任谷由美さんの曲が使われています。冒頭の結婚式のシーンでは、名曲「心ほどいて」が流れるニクイ演出。

そして、FM局のDJをやる中山美穂さんの行動。

LPレコード(CDじゃないですよ。)をジャケットから取り出して、静電気除去スプレーをサーッと吹きかけて、クロスで丁寧に拭き取ってから、ターンテーブルの上に置く。アームをそっと盤に落とす。

針飛びがするようであれば、カートリッジの上に一円玉を置く。

 

ああ、一挙手一投足が懐かしい。

レコードから流れてくる音楽は、TOTO、J.D.サウザー、ネッド・ドヒニーなどのAOR全快!

FM局の棚の上には、ナショナル・クーガ、FMの電波のチェックには、ソニー・スカイセンサー。

ああ、もうそれだけで充分です・・・。

 

きっと、正明の叫びは真理子には届かなかったのでしょうね・・・。

いや、もし届いていたとしても、大雨の夜の出来事が決定打となって、真理子の心は正明から既に離れた後だったのかも知れません。

駄目な正明で、自分だったら絶対にあのようにはならないと言えますが、共感はできますね。

いいキャラに描けていると思います。

 

ノスタルジーにどっぷり浸れる映画です。

昭和の話について来れる方に、ぜひ見ていただけたらと思います。

 

 

 

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