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セミが成虫になってからの寿命が一週間というのは嘘!?

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夏本番!

 

外に出ると、あっちからこっちからセミの鳴き声の大合唱が聞こえてきます。

そんな時、「あー、セミも一週間しか生きられないから、残り少ない人生を楽しむために一生懸命鳴いているんだろうなあ・・・」なんて感傷に浸ったりしていませんか?

 

ちょっと待って!

セミが一週間しか生きられないなんて、嘘ですから!

(でも人間の一生に比べて短いのは確かですけれど。)

 

皆さんもご存知のように、セミは一生の大半を幼虫として土の中で過ごします。

セミの種類によっても違いますが、

■ツクツクボウシ: 1~2年 

■ミンミンゼミ: 2~4年

■アブラゼミ: 2~4年

■クマゼミ: 2~5年

これくらいの年数を幼虫として地面の下で過ごしています。

同じ種類でもバラつきがあるのは、気温や栄養状態によって発育状態が違うからです。セミの幼虫は、土の中で木の根っこから栄養分を吸って生きているのですが、栄養分豊富な木の元で暮らしている幼虫は、十分に栄養を摂取することができて、早く成虫になります。一方、運悪くあまり栄養分が豊富でない木に当たってしまった幼虫は、成虫になるのに時間がかかるようです。

なんだか、人間がどの家庭に産まれるか、に通じるものがありますね。セミの幼虫も大変なんだなあ。

 

ということで、セミの幼虫は〇年土の中にいる、と決まっている訳ではなく、栄養を十分に摂取して、成虫になる条件の揃った固体から外に出て行く、ということなのです。

 

もちろん、地面の中にもモグラなどの天敵がいますから、すべての幼虫が成虫になれる訳ではありません。ハードな人生ですね・・・。

 

成虫になってからのセミは、だいたい3週間~1ヶ月は生きています。

セミの成虫も樹液を吸って生きていますので、セミの成虫が一週間しか生きられないというのは、例えばセミを捕獲した場合に、飼育が困難で樹液を吸うことができないために数日間の間に餓死してしまうことから言われるようになったのだと考えられています。

 

よく知られている話ですが、セミが鳴くのはオスだけです。これはセミの求愛行動で、鳴くことによって、自分の居場所をメスに知らせているのだと言われています。

この大音量の鳴き声のおかげで、オスとメスの出会う確立は、昆虫類の中ではダントツに高いと言われていますね。

 

無事にカップルが成立したセミは交尾を行い、木の幹に産卵を行って自分の子孫を残します。メスのセミの交尾は一生に一度だけ、オスは複数回の交尾を行うことが確認されています。

 

セミは成虫になってからも、常に天敵からの脅威にさらされています。クモ、カマキリ、スズメバチ、鳥類、そして人間がいつもセミの命を狙っています。

天敵に出会わずに、天寿を全うできる割合は、全体の50%ほどだそうです。

 

そしてセミは、子孫を残すという最大の使命を成し遂げた後、その年の冬を迎えることもなく、短い一生を終えていきます・・・。

 

このように、セミは決して一週間しか生きられない訳ではないのですが、それでも短い人生であることに変わりはないですね。

どうか生きている間は、声を振り絞って、思いっきり鳴いてほしいですね!