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旧作邦画レビュー「ゼイラム」(1991) - 超クールな女性戦士にドッキドキ!

 

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はじめに

 

今回は、1991年に公開された日本のSF特撮アクション映画「ゼイラム」のレビューをお届けします。

今をときめくイラストレーター、雨宮慶太氏の初監督作品なのですが、公開当時はまったく話題にも上りませんでした。

低予算で作成されたB級の匂いがプンプンする作品なのですが、邦画では珍しい「女性戦士の特撮アクションモノ」ということもあり、意外にもこれが大傑作!なんです。

 

あらすじ

 

異星人の賞金稼ぎであるイリア(森山祐子)は、逃走した太古の凶悪宇宙生物「ゼイラム」を捕獲するために、地球上に時間制限付きの無人密閉空間「ゾーン」を作る。

ところが些細な偶然から、二人の地球人、神谷(蛍雪次郎)と鉄平(井田州彦)がそこに入り込んでしまう。

「ゾーン」は制限時間を迎えると、空間の中身ごと消滅する仕掛けになっている。

足手まといの彼らを守りながらの「ゼイラム」捕獲作戦は成功するのか?

「ゾーン」に取り残されてしまったイリアは脱出ができるのか?

 

本作品の見どころ

 

それでは、本作品の見どころをご紹介していきましょう。

 

イリア役の森山祐子さんが超カッコイイ!

 

マイス星系から「ゼイラム」を追って地球にやってきた賞金稼ぎの女性戦士、イリアを森山祐子さんが演じています

このイリアが、寡黙でクールで超カッコイイんですね!

 

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森山祐子さんは、1990年代に映画やTVドラマ、CMで活躍した女優さんで、以下のような作品に出演しています。ご存知の方もいるのではないでしょうか。

■ 映画

 ・湘南純愛組!(1995)

 ・魔界転生(1996)

■ TVドラマ

 ・お願いダーリン(1993、フジ系)

 ・スィートホーム(1994、TBS系)

■ CM

 ・シードコンタクトレンズ

 ・プッチンプリン

 

「ゼイラム」出演時は、まだデビューして間もない頃かと思います。正直言えば、演技やセリフ回しはぎこちなくて素人っぽいのですが、逆にそれが異星人であるイリアの「寡黙」「クール」「表情を出さない」というキャラクターにマッチして、いい雰囲気を出すことに成功しています。

爆破された建物からの脱出とか、凶悪宇宙人とのバトルとかのアクション・シーンもふんだんに盛り込まれていますが、動きは結構シャープでなかなか見応えも十分です。

(とは言っても、スタント・ガールさんが頑張ってくれた部分もあるかと思いますが。)

 

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考えてみると、「モンスターと戦うクールな女性戦士」という設定は、洋画ではいくつかありますが、邦画では非常に少ないですね。

洋画では、

■ シガニー・ウィーバー(エイリアン)

■ ミラ・ジョボビッチ(バイオハザード)

■ スカーレット・ヨハンソン(アベンジャーズ)

といった、錚々たるメンバーが並びますが、邦画では

■ 西内まりや(キューティー・ハニー)

くらいでしょうか。

 

これらの女性戦士と比較しても、まったく負けていないと言ってもいいくらい、森山祐子さん、頑張ってます!

戦闘服(プロテクター)を装着しての立ち居振る舞いがクールでシビレますね。

 

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もちろん、お約束的なチョイエロのシーンもあって、こちらも見逃せません!

 

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凶悪宇宙人「ゼイラム」の造形がかなりキモイ!

 

監督の雨宮慶太さんは、戦隊モノやヒーローモノのキャラクター・デザインを数多く手掛けており、その手腕に定評があることは皆さんご存知かと思います。

その雨宮監督の作品に登場する凶悪宇宙人ということで、「ゼイラム」の造形が、ワルそうで、強そうで、キモくて、ヒロイン・イリアとの対比が物凄いことになっています。

 

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どうでしょう。ごっついガタイに意味不明なアクセサリーをたくさん着けて、でっかいマントを羽織って、顔が見えないほどの覆面をして、頭には三度笠・・・

見るからにワルそうですね。

「エイリアン」「プレデター」あたりのエッセンスが強めですが、かなり「侍」を意識しているようにも見えます。

そして、憎たらしいくらいにメチャメチャ強いんですねー。銃撃戦、肉弾戦でイリアを圧倒して、追い込んでいきます。

 

極め付けは、このボディはダミーで、本体は頭の三度笠の白いヤツなんですね。

 

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この白いヤツが、ケタケタ笑ったりして、もう本当にキモイです。

 

低予算を感じさせない、様々なガジェット&派手な爆破シーン!

 

イリアもゼイラムも異星人ということで、戦闘に使われる武器も地球上のものではないという設定です。なので、劇中ではスターウォーズにでも出てきそうな近未来的な銃器でガンガン撃ち合うのですが、この銃器類を始めとするガジェットの造形がなかなか凝っていて、安っぽさを感じさせません

雨宮監督はかなりのガンマニアらしいので、強いこだわりがあるのでしょうね。

 

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また、(異星人の銃器による戦闘という理由からでしょうか)爆破シーンはかなり思いっきりドカンドカンやっていて、こちらもショボさを感じさせない、大迫力です。

 

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なんと、続編「ゼイラム2」も!

 

公開当時はほとんど注目されなかったのですが、コアなファンの熱い思いが届いたのでしょうか、3年後の1994年には、続編の「ゼイラム2」が公開されました。

イリア(森山祐子)、二人の地球人(蛍雪次郎、井田州彦)の主要キャラは続投で、今回倒したゼイラムが復活して復讐にやってくるというストーリーになっています。

イリアのカッコよさ、ゼイラムの強さ、キモさなどのポイントは本作を踏襲しており、(予算が増えたせいなのか)アクション・シーンや特撮シーンはさらにパワー・アップして、実に楽しめる作品に仕上がっています。

こちらも注目!です。

 

最後に

 

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海外のSFアクション映画と比べてしまうと、やっぱりちょっと貧弱であったり、ストーリーや設定が類似していたり、とかは否定できませんが、邦画では珍しい「女性戦士の特撮アクションモノ」ということで、十分に楽しめる作品だと思います。

ぜひお楽しみいただければ、と思います。

 

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