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日本よ、これが露(ロシア)映画だ。【旧作レビュー「ガーディアンズ」】(ネタバレあり)

 

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はじめに

 

「日本よ、これが露(ロシア)映画だ。」
「まさにロシア版『X-MEN』!」
「これは、マーベルへの挑戦状だ!」

なんとも挑発的な謳い文句の並ぶDVDをTSUTAYAで発見してしまい、思わずレンタルしてしまいました。
既にこの段階でツッコミどころ満載の予感を抱いた方、大正解です。
そもそもタイトルからして、「ギャラクシーのほうじゃないんかい!」とツッコむところからジ始まります。
ネットでは、「5分に1回ツッコめる映画」と話題のこの作品「ガーディアンズ」について、今日はレビューしていきたいと思います。

 

あらすじ

 

冷戦下のソヴィエト。違法な遺伝子操作により特殊能力を持つ兵士を生み出す「パトリオット計画」が進行し、超人部隊が生み出されようとしていた。
だが、名声を我がものとしようとする組織の科学者クラトフの裏切りにより、研究所は爆破され、超人達も姿を消してしまう。

50年後、自らも強大な力を持つ超人となったクラトフがロシアを崩壊させようとした時、パトリオットは世を捨てて生きるかつての超人達を見つけ出し、国家の危機を防ごうとする。

集められたメンバーは、念動力を操る賢者レア、獣化能力を持つ科学者アルスス、超音速の剣の達人ハン、擬態化する美女クセニアの4人。
4人の超人は、失ったアイデンティティを取り戻すため、クラトフを倒すことを決意する。

クラトフの強大なパワーに苦戦を強いられるガーディアンズ。
果たして、見事にクラトフを打ち倒して、平和な世界を取り戻すことができるのだろうか?

 

登場人物の紹介

 

素晴らしい能力を持った4人の超人達。
まずはこの段階で、「ファンタスティック・フォーか!」と軽くツッコんでおきましょう。
それでは、本作品の登場人物をご紹介していきます。

 

ガーディアンズのメンバー

 

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念動力を操る賢者レア

髭面でダンディな男、レアは、念動力で鉱物を自由自在に操ることができます。
そう聞くと、「X-MENのマグニートーか?」というイメージですが、ちょっと違って石とか岩を操るんですね。
石を集めてムチのような武器を操るとか、石を腕の周りにまとわせてブン殴るとか。力で押したいタイプのようです。

 

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獣化能力を持つ科学者アルスス

長身イケメンのアルススですが、こちらはスイッチが入ると上半身が熊になってしまい、その怪力でバッタバッタと敵をなぎ倒していきます。イメージとしては「X-MENのビースト」でしょうか。
おまけに大きなガトリング銃を肩に担いで、ガンガンぶっ放します。うーん、こちらも力で押すタイプか・・・。
さらにもう一段階スイッチが入ると、全身熊になります。と言うか、もう完全に熊です。

 

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超音速の剣の達人ハン

一目見て、「ウィンターソルジャーか!」とツッコめる外見。でもマスクを外すと、アジア系のイケメンでした。
超音速で移動して、半円形のブレードで敵を切り刻んでいきます。それだけ考えると、もう無敵ですね。

 

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擬態化する美女クセニア

ガーディアンズの紅一点、クセニアはなかなかの美女なのですが、透明になって姿を消すことができる上に俊敏で戦闘能力も高いという、ブラック・ウィドウとミスティークを足して2で割った感じでしょうか。
透明人間という時点でこちらも無敵感抜群なのですが。

 

秘密部隊「パトリオット」

 

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国家の存亡の危機に直面して超人達を招集するのが秘密部隊の「パトリオット」です。
アベンジャーズの「S.H.I.E.L.D」だと思っていただければ間違いないです。
そして、ニック・フューリー的な役割を担うのが女性指揮官のエレーナ。各地に赴いて4人の超人を招集し、その後の作戦の指揮を執るという重要な存在になっています。

 

悪役

 

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本作品での悪役は、クラトフという科学者です。過去の事故により、強靭で衰えない身体を手にいれました。ムキムキの身体にワルそうな面構え、バットマンに登場する「ベイン」を連想させますね。
その武器は強靭なボディだけでなく、自ら開発した装置を装着して、あらゆる電子機器を外部から思いのままに操作することを可能にしています。
反乱者の烙印を押された過去を根に持っており、自身のクローンによって構成された部隊を率いて世界征服を企てます。

 

この作品の見どころ(ツッコミどころ)

 

ここまでご紹介してきただけでも、「どこかで見たことがある」感がハンパないことがおわかりかと思います。
でも、ガーディアンズのメンバーって、ルックスは結構強そうだし、そこそこカッコイイんですよね!
悪役クラトフもワルそうで強そうだし、これは掘り出し物か!?いい映画なんじゃないか!?
と過大な期待を持ってこの映画を観てはいけません。
「よし、ツッコむぞ!」という姿勢で観ると、満足感100%です。

もう十分にツッコめる要素でいっぱいなのですが、本作品のストーリーを追いつつ、見どころ(ツッコミどころ)をご紹介していきましょう。

 

無駄を省いた超軽快なテンポのストーリー

 

上映時間が89分と短いです。
この短い時間の中に、過去に事件があって超人が生まれてしまって時が経って悪役科学者が世界征服しようとして超人達が招集されて悪役と戦って間一髪負けそうになって大逆転で勝利を収めて・・・というストーリーを詰め込んでいますので、無駄な伏線など張らずに驚くほど軽快なテンポで進んでいきます。退屈している暇などありません。

各地で身を隠している超人達をエレーナが一人ずつ訪ねて協力を要請するのですが、「一緒に戦って!」「いいよ!」という軽はずみな会話で、ものの10分ほどでガーディアンズは結成されます。

皆さん、身を隠して静かに暮らしていたんじゃないの?

 

結成、早!

 

とっても弱いガーディアンズ

 

早速ガーディアンズは敵のアジトに乗り込んでいきます。
もちろん、作戦会議とかそんなものはありません。そりゃあ、皆さん強いのですが、あまりにも無策です。

熊男はあっさり網にかかってつかまっちゃいます。
透明人間クセニアは液体窒素で凍らされてしまいます。
瞬間移動のハンは、敵を倒して安心しているところを後ろから麻酔銃で撃たれちゃいます。
岩を操るレアは、クラトフと対峙しますが、まーったく歯が立ちません。
そして、みんな捕まってしまいます。

 

ガーディアンズ、弱!

 

だけども、すぐに救出されます。
そして、いつの間にかメンバーそれぞれの特性を活かした超高性能ボディスーツのようなものが出来ており(熊男には流石にありませんでした。)、「よし、これがあればもう大丈夫だ!」と言いながら再びクラトフと対決するのですが、やっぱりまーったく歯が立たずに、ボコボコにされてしまい、逃げてくるのがやっとという情けない状態です。

 

ガーディアンズ、やっぱり弱!

 

大逆転の必殺技!

 

ああ、もうダメだ・・・世界はクラトフの手に落ちてしまうのか・・・と思わせておいて、最後の最後に四人合体しての大逆転の必殺技(詳しくは書きませんが・・)でガーディアンズは勝利を収めます。

え、それで終わっちゃうの?

あっけな!

というくらいアッサリと勝負は着いて、再び平和な世界が訪れます。

 

だけど、映像の素晴らしさは秀逸!

 

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いろいろとコキオロしてしまいましたが、CGやVFXの技術を駆使した映像の素晴らしさは秀逸です。
チープな感じはまったくなく、これだけはハリウッドに匹敵すると言っても過言ではないでしょう。
映画が始まっていきなり登場する二足歩行のロボットも、スターウォーズ・ファンであれば「おっ!」と思うでしょうし、熊男の造形も説得力があり、ハンの瞬間移動のビジュアルもとても効果的です。
このあたりだけは、本作品制作陣の「ハリウッドに負けてたまるか!」という気概を感じることができて、実に潔いというか、ツッコミなしで本作品に没頭できるところでしょうね。
(逆に言えば、それ以外の部分では「まあ、こんなもんかなー」的なユルい空気が漂っていますが・・・。)

 

続編がある?

 

エンディングでエレーナが「ガーディアンズは他にもいる」なんて、いかにも「続編やります!」的なことを言っていますが、なんと、この映画の制作会社は倒産してしまったらしいですね・・・。
ということは、続編は見れないのかな・・・。
うーん、残念です。

 

まとめ

 

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いかがでしたでしょうか。
挑発的な宣伝文句のように「ハリウッドに負けないぞ!」という対抗意識はまったく感じることなく、ハリウッドのヒーロー物がとっても好きなロシアの映画関係者が「俺たちも作ってみようよ!」的なノリで作っちゃった感に溢れた、ある意味「マーベル愛」がとっても感じられる素晴らしい作品ではないかと思います。

なので、観る側も5分に1回ツッコみを入れつつ、寛容の心と大きな愛を持って鑑賞するのが正しい心得だと思います。

そうすればとっても充実した90分になること間違いなし!です。

ぜひ、レンタルしてみてくださいね!