こんな天気なので、ちょっと(というか、かなり)懐かしい雨の歌を集めてみました。
思いつくままに書いてますので、順番は気にしないでくださいね。
【1】傘がない(井上陽水)1972
私が中学生になって、ギターを弾き始めた頃に、井上陽水、かぐや姫、NSPなどをよく
聴いていました。明星の歌本を見ながら、慣れない手つきで四苦八苦してコードを押さえて、歌っていたものです。
「Fが押さえられない!」ギター初心者あるあるですね。
井上陽水の初期の頃の曲と言えば「夢の中へ」が有名ですが、「心もよう」「闇夜の国から」「帰れない二人」など、他にもいい歌がたくさんありますね。
今もなお現役で活躍されています。すごいです。
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都会では自殺する若者が増えている
今朝来た新聞の片隅に書いていた
だけども問題は今日の雨 傘がない
行かなくちゃ 君に会いに行かなくちゃ
君の町に行かなくちゃ 雨にぬれ
冷たい雨が今日は心にしみる
君の事以外は考えられなくなる
それはいい事だろう?
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【2】九月の雨(太田裕美)1977
ちょっと季節が違いますが、雨つながりということでご勘弁。
ハスキーでガラスのように壊れてしまいそうなんだけど、力強さもあるという、独特な声がとても印象的です。
特別上手いという訳ではないんですけど、独自の世界観を作り上げることができる歌い手さんですね。
「木綿のハンカチーフ」が大ヒットしましたが、私は「九月の雨」のほうが好きかなー。
「最後の一葉」もいい曲でした。
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車のワイパー透かして見てた
都会に渦巻くイルミネーション
唇噛み締めタクシーの中で
あなたの住所をポツリと告げた
September rain rain
九月の雨は冷たくて
September rain rain
思い出にさえ沁みてくる
愛はこんなに辛いものなら
私一人で生きていけない
September Rain
九月の雨は冷たくて
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【3】雨の物語(伊勢正三)1979
伊勢正三がイルカに提供した曲で、イルカとしては、「なごり雪」に次ぐヒットとなっています。
イルカがリリースしたのは1977年なのですが、1979年に本人が風でセルフカバーしており、私としてはそちらの方のイメージが強いですね。
とても悲しい物語をオブラートに包んだように優しく歌い上げる、伊勢正三の真骨頂とも言うべき1曲です。
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化粧する君のその背中がとても
小さく見えてしかたないから
僕はまだ君を愛しているんだろう
そんなことふと思いながら
窓の外は雨 雨が降ってる
物語の終わりに こんな雨の日
似合いすぎてる
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【4】レイン(岩崎良美)1983
岩崎良美さん、好きでしたねー。
生歌を聴くために横浜の某遊園地まで追っかけたり。
声を前にがんがん出すタイプではなく、やや引き気味な歌い方は好みが分かれるところですが、表現力はピカイチですね。
「赤と黒」「四季」「ごめんねDarling」とか好きで、良く車で聞いてました。
アイドルとして大成功したわけではありませんが、ミュージカルやったり、お姉さん(岩崎宏美)とジョイント・コンサートやったり、今でもご活躍されているようです。
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Rain・・・
窓から雨のプール
水を切るあなたひとり見てる
止まないで
Rain・・・
淋しさ少し前のセンチメンタルを
楽しんでる二人ともいま
「寒い夏になるわ・・・」
折れた淡いリップスティック
くちびるから落ちた言葉に気づいて
瞳閉じればあだ海の碧さね
去年のまま
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【5】悲しきレイン・トレイン(チューリップ)1975
まだJ-POPなんていう言葉がない頃、フォークソングではないポップで洋楽のエッセンスを盛り込んだサウンドをニューミュージックと言っていた頃、その牽引役を果たしたのがチューリップです。
私が高校時代には、アコースティック・ギターをエレキ・ギターに持ち替えて、友人とチューリップのコピーバンドを組んで文化祭で演奏したりしていました。
「心の旅」はオリコン1位にもなった大ヒット曲ですね。その他にも、「青春の影」「風のメロディ」「銀の指輪」などが初期の頃の代表作ですね。
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汽車の窓を濡らす雨
君の街も雨だろう
二人が出逢ったあの時も
今日みたいな雨だった
これから僕はひとりきり
人生の長い旅に出る
そこはとても寒い街らしい
海も見えない街らしい
It's rain train 雨降る中を
It's rain train ただ汽車は走る
It's rain train 今この僕に
It's rain train 恋はできない
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続きはまた明日に書きますね。