「愛してたって、秘密はある」第7話が8/27に放映されました。
※ここから先は第7話のネタバレになりますので、ご注意ください。
前回まで
ついに爽の過去の秘密が明らかになりました。
まさか、そこに爽の父親・弘晃や風見の父親が関係してくるとは、まったく予想外でしたが・・・。
風見の父親はかつて港北医科大学病院の外科医だったが、前園代議士(東国原英夫)への収賄疑惑の容疑で逮捕された。地検の特捜部に逮捕された風見の父親を担当したのは、爽の父・弘晃だった。無実を主張する風見の父に対し、弘晃は自白を強要。結局、風見の父は300日以上も拘留され、釈放された時には末期のすい臓がんを患っていた。
犯罪者のレッテルを貼られたまま死んでいった父親の仇をとろうと、風見は高校の帰り道の爽を薬剤を嗅がせて誘拐したのだが、土壇場で爽には何も罪がないことを悟り、何もできなかった・・・。
前回の記事で、この物語には大きなエピソードとそれに絡む小さなエピソードがあると書きましたが、
■ 誰が黎の父親の死体を掘り出したのか。それは何故か。
□ 虎太郎と果凜の連携による、黎と爽の結婚の阻止活動。
□ 爽の過去の事件。
□ 港北医科大学病院の収賄疑惑。
ということなのですが、今回の放映で、小さなエピソードの2番目と3番目が密接に関わっており、その中心に風見がいることが明らかになりました。
逆に言えば、やはり風見は大きなエピソードには直接関係がないことが明白になったと言ってもいいでしょう。
むしろ、その風見にすべて罪を押し付けようとしている黎の母・晶子が真犯人であることに、ますます真実味が出てきましたね。
(頭蓋骨の入った箱を病院の風見の部屋に置いたりすることができるのも、晶子ぐらいなものでしょう。同じ箱を警察にも送って風見に目を向けさせようと企んだのも、風見にすべて押し付けようとする晶子の思惑を裏付けていますね。)
かなりストーリーの骨格が見えてきましたが、気になるのは、「晶子と弘晃の関係」「晶子と虎太郎の関係」ですね。
まず「晶子と弘晃の関係」ですが、風見の父親が絡んだ港北医科大学病院の収賄疑惑を通じて面識があったのではないかと思えます。しかし、どうもそれだけではなさそうです。爽の結婚を頑なに拒絶している弘晃の態度を考えると、収賄疑惑を通じて知り合った晶子と弘晃がやがて男女の関係に陥り、二人の間に黎が産まれてしまった、というところまで行くのではないでしょうか。
そして「晶子と虎太郎の関係」ですが、やはり裏ではつながっていると見るべきでしょう。黎の持っていた婚約指輪を黎の父親の指輪とすり替えたり、黎の捜査資料の間に頭蓋骨の入った箱のポラロイド写真を挟んだり、といった行為は、本人は否定していますが、虎太郎の仕業に間違いないでしょう。
この二人が繋がっている理由というのは、「晶子と弘晃の関係」ほど強くはないような印象を受けますが、もしかしたら、この二人が不倫関係にある、という可能性もゼロとは言えませんね。
いよいよ大詰めに近づいてきた感がありますね。
このまま(予想通りに)行くのか、更にまたここから捻ってくるのか、目が離せません!