「愛してたって、秘密はある。」第8話が9/3に放映されました。
※ここから先は第8話のネタバレになりますので、ご注意ください。
なんという、予想もしなかった展開!
まさか晶子が自首するとは、想像もしていませんでした。
しかし、
◾︎ 虎太朗
黎の父親・浩介の指輪を持っていたあたり、非常に怪しいのですが、やはり爽の結婚阻止のために横槍を入れているだけでしょう。
◾︎ 果凛
こちらも爽の周りで不審な行動を見せていましたが、虎太朗と同様に単純な黎の結婚阻止のための行動だと思います。
◾︎ 爽の父・立花弘晃
爽の結婚には反対の立場をとっているので、その結婚を阻止するために、という動機がないこともないのですが、黎が立花と晶子の間に産まれた子供、という想定もまだ残されているので、むしろこちらが結婚反対の動機でしょう。
晶子に対して「死んでいるのを知っていたんだろう」と問い詰めたりしているシーンもあるので、一連の事件の犯人ではないですね。
■ 爽の母親・立花茜
娘の幸せを願っている母親なので、動機がありません。
■ 爽
結婚相手の黎を窮地に落とし込むような行為を行うには、やはり動機がありません。
◾︎ 風見
怪しいと言えば、この男なんですが、一連の事件の犯人かというと、疑問符です。
晶子に対して「誘拐も殺人も自分が罪を被る」という発言をしていますが、これはあくまでも晶子を案じての発言ですね。
晶子や黎に恨みを抱いている訳でもないし、やはり動機がありません。
このブログでは、一貫して「晶子犯人説」を唱えてきたのですが、今回の第8話で、晶子が黎の部屋で父親の手の骨を見つけて、驚いて崩れ落ちるシーンがありました。
そして、物語終盤のある重要シーン(後ほど詳しく述べます)を見たところで、犯人捜査にある重要なオプションを加えなければいけないことに気がつきました。
重要なオプションとは、
二重人格
です。
このオプションを加えることにより、今まで不透明だったことが明瞭になり、より的確に犯人を絞り込んでいけると思います。
それでは、このオプションを加えた上で、「晶子」「黎」が犯人となり得るかどうかを考察してみましょう。
◾︎ 晶子が二重人格だった場合
晶子の中に潜む二つの人格とは、
□ 黎が爽と結婚して幸せになって欲しいというノーマルな人格
□ 黎に精神的プレッシャーをかけて爽この結婚を阻止し、黎をずっと自分のそばに置いておこうという歪んだ人格
となるでしょう。
一連の事件の犯人は「歪んだ人格」のほうで、「ノーマルな人格」が黎の部屋で父親の手の骨を発見し、(ここでノーマルな人格は、黎が犯人だと認識して)黎を守るために自首をした、という筋書きになります。
一応、筋は通ります。
が、これでは先ほど述べた物語終盤での重要シーンの説明がつきません。
残された可能性は・・・。
■ 黎が二重人格だった場合
そうです。
おそらく、これが正解です。
黎の中に潜む二つの人格とは、
□ 自分の犯した罪をこれからも隠し通したい、という元々の人格
□ 自分の犯した罪を誰か他の人に押し付けて、自分は爽と幸せに生きていきたい、という後から出現した人格
となります。
10年もの間、自分の犯した罪を隠して、精神的に抑圧された人生を送ってきた黎でしたが、爽との出会いにより、「ああ、このまま秘密がばれずに幸せな生活を送っていくことができれば、どんなに素晴らしいことだろう」と思う元々の人格に対して、「秘密なんていつかは必ずばれてしまうものだ。ああ、何とかしてこの罪を他の人に押し付けることはできないだろうか。」と考える人格が突如として黎の中に生まれたのです。
新たに生まれた人格は、死体を掘り起こし、次々と行動を起こします。例えば、婚約指輪を父親の指輪にすり替えたのも別の人格でしょう。虎太郎は、すり替え後の婚約指輪をどこかで拾っただけなのですね。果凜が「その指輪どうしたの?」と聞いてきた時も「落とし物」と言っていましたから、別の人格がわざと虎太郎に拾わせるように仕向けたのかも知れません。
晶子が黎の部屋で箱に入ったての骨を発見した時、晶子はすべてを理解したのだと思います。そして、黎を守るにはこうするしかない、という思いで自首をしたのではないでしょうか。
しかし、ここで物語終盤の重要シーンです。晶子が自首をしたという連絡を受けた黎は、「トゥーランドット」の曲を口笛で吹きながら、かすかに笑みを浮かべるのです!
これは、黎に別の人格が宿っていなければ、考えられない行動です。
このシーンを見たことにより、「二重人格」のオプションが必要であると考えたわけです。
これで物語の結末がまったくわからなくなってしまいました。
別の人格を抱えたまま、黎は爽と幸せになることができるのか?
自首した晶子の運命は?
いよいよ大詰めです!