はじめに
皆さんも経験ありますよね!
家の中で、タンスやテーブルの脚に足の小指をぶつけてしまったこと。
すっごい痛いんですよね!
「いてぇーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
と叫んじゃうくらい。
それにしても、何でぶつけちゃうんでしょうね。
「あと1cmずれていれば、ぶつからなかったのに・・・!」
こんな時、
「私って、おっちょこちょいだからなー。」
「油断したなー。」
「ちょっと急いでたからなー。」
などと思っていませんか?
いえいえ、違いますよ。
足の小指をぶつけてしまうのは、「脳」がいけないんです!
「脳」がいけないって、どういうこと?
足の小指をぶつけてしまうのは、脳が足の小指の位置を正しく認識していないからなんです。
人間にはもともと「固有感覚」というものが備わっています。
これは、目で見なくても、体の様々な部分の位置や動き、関節の曲がり具合、筋肉への力の入れ具合などを感じ取る力です。
足の小指をぶつけてしまうのは、足の小指に対する「固有感覚」が鈍っているからなんです。
どうして「固有感覚」が鈍ってしまうの?
もともと、足は脳から非常に遠いところにあるということ、そして足の指を積極的に使う機会がないことなどから、足の指は感覚的に認識しにくいものなのです。
試しに、裸足になって、目をつぶって、足の小指を触ってみてください。
なかなか難しいでしょう?
または、誰かに裸足になって目をつぶってもらってください。そして、その人の足のひとさし指をさわって、「どの指をさわってる?」と聞いてみてください。
ほとんどの人が、「中指」と答えるらしいですよ。
それほど、足の指というのは、脳が認識しにくい存在なのです。
それに輪をかけているのが、「靴下」「靴」の習慣化です。
靴下や靴で足の指(特に小指)をギュッと押さえつけることによって、より一層、脳が足の指を認識しずらくなっているのです。
足の小指がぶつからないようにするには?
足の指に対する「固有感覚」を鍛えてあげればいいのです。
やり方は簡単です。
お風呂に入った時などに、足の指を1本ずつ指でつまんで、マッサージをするように、引っ張ったり、揉んだり、ギュッギュッと握ったりしてあげましょう。
脳に、足の指の存在をしっかりと認識させてあげるのです。
これを続ければ、もう足の小指をぶつけることはなくなるでしょう!
ぶつけちゃった時は?
ぶつけた足の小指の状態はちゃんと確認しておきましょう。
お医者さんによると、足の小指の骨折は意外と多いらしいです。
■ 指で押すと、激痛がある。
■ 翌日になると痛みが増している。
■ 湿布をしても、腫れがひかない。
■ 普通とは違う曲がり方をしている。
■ 熱をもっている。
■ 皮膚が変色(内出血)している。
こんな症状の時は骨折の疑いがありますので、お医者さんで見てもらってください。
まとめ
まあ、とにかく痛いですからね。
お風呂の中でしっかり「固有感覚」を鍛えて、予防しましょうね!