「愛してたって、秘密はある。」第9話が9/10に放映されました。
※ここから先は第9話のネタバレになりますので、ご注意ください。
今回放映の内容で、過去の事実や人間関係がかなり明らかになってきました。
港北医科大学病院の収賄容疑で嫌疑をかけられていたのは、風見の父親だけでなく、黎の父親もそうだったんですね。
警察での執拗な取り調べによって精神的に圧迫されて家庭内暴力をふるうようになってしまった黎の父親・晧介。
黎の母親・晶子と爽の父親・弘晃の関係もこれによるものだったと想像できます。晧介の日記を見た晶子が、弘晃に対して「すべて知っているのよ」的な脅しをかけていたのではないでしょうか。
弘晃と晶子の不倫関係の線は、かなり薄くなりましたね。と言っても、まだ完全に消えた訳ではないですが。
今回の放映でも、黎の二重人格を裏付けるような描写がありましたね。これはもう、確定的と言っていいでしょう。
ただ、前回の記事で、黎の二重人格を
□ 自分の犯した罪をこれからも隠し通したい、という元々の人格
□ 自分の犯した罪を誰か他の人に押し付けて、自分は爽と幸せに生きていきたい、という後から出現した人格
というように書いたのですが、ちょっとニュアンスが違っていますね。
□ 自分の犯した罪を背負って、爽と幸せになりたい、という元々の人格
□ 爽と幸せになる自分自身を憎み、破滅へと追い込もうとする後から出現した人格
としたほうが正しいような気がします。
黎の別人格というのは、かなり破滅指向の危ない人格と言えるでしょう。
虎太郎が、「戸籍謄本も指輪も誰かから送られてきた」と言っていましたが、これも別人格の黎の仕業ですね。
ただ、ここに来て意外な人物がクローズアップされてきました。
爽の勤務する弁護士事務所の香坂弁護士です。
爽の机の上に、晧介の日記のコピーを置くシーンがありましたが、なぜ香坂弁護士が晧介の日記のコピーを持っているのか?
香坂弁護士の腕には男物の時計がはめられていましたが、誰の時計なのか?
まず、晧介の日記のコピーを持つことができる人というと、晧介本人、晶子、黎の3人に絞られると思います。
さらに、香坂弁護士の男物の腕時計がかなり年代物のように見えたことを合わせて考えると、香坂弁護士は晧介と関係があったのではないか?と想像できます。
もう少し深読みするのであれば、女性が男物の時計をするということは、その男性と恋愛関係にあったと考えてよいでしょう。ということは、香坂弁護士と晧介は不倫関係にあった?
あり得ますよね。
そして、前回の放映で、爽に「罪を犯した人を許すのは、そんなに簡単なことではない」というような忠告をしているシーンがあります。
これは、上記のことも考え合わせると、「愛する晧介を殺した黎と晶子の罪を許すことはできない」と言っているようなものです。
おそらく、香坂弁護士は別人格の黎とつながっているのではないでしょうか?
破滅指向の黎の別人格とは、利害は一致します。香坂弁護士と別人格の黎とは、協力関係にあったと考えてよいでしょう。
しかし、ですね。
もし、最終的に黎と爽が平和な結婚生活を送るハッピーエンドが待っていると考えると、むしろ、香坂弁護士のほうが黒幕なのではないでしょうか。
別人格の黎は、自分自身の復讐のために利用されただけ、としたほうが、ハッピーエンドの可能性は高いですよね。
いよいよ次回は最終話です。
どのような結末が待っているのでしょうか!?